木材の町、ヒノキの里 上松宿

 

上松宿は木材の町、ヒノキの里である。江戸時代から尾張藩の保護のもとに守られて来た

美林は豊かな木材を生み出した。寝覚の床の名勝や芭蕉の句に詠まれた木曾の棧(かけは

し)もこの町にある。                              

上松駅の貯木場 中央線上松駅ホームに降りると、駅裏に積まれた膨大な木材の山に驚かされる。季節にもよるが、これが、赤沢の美林などを控えた上松の顔である。

木曾の棧(かけはし) 福島宿と上松宿の中間に位置する街道の難所。険しい谷にを通過するため丸太の柱に板を渡して桟道をつくった。後に石垣を築いて通行しやすくした。その石垣の1部が国道のしたに残っている。

赤沢自然休養林 日本三大美林の一つに数えられる美しい森林。ヒノキを主体としたみごとな森がすくすくと育っている。

棧のそばに建つ芭蕉の句碑には『棧やいのちをかけてからむ蔦かづら』とあり、命が懸けで通過した桟道の険しさがしのばれる。

休養林に今も走る森林鉄道 観光用で路線も短いが、木材運搬の全盛期には木曾谷に53路線、延長430キロにわたって活躍し、上松は木材集散地として発展した。

赤沢自然休養林の森林鉄道記念館に展示されるSLは、かつて木材運搬に活躍したもの。

寝覚の床

冬の岩肌に咲くツツジの花

木曾川の流れが花崗岩を侵食して造り出した奇勝。濃緑の淵と白い岩が織りなす不思議な眺めが、古来ここを通る人の心を捕らえて来た。竜宮城から帰った浦島太郎が住んだと云う伝説が残されている。

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